5月5日(日)
テントをつつむ光で目を覚ます。
夜が明けたのだ。
風は依然として強く、テントを揺らす。
外に出ると、曇天の厚い雲が空いっぱいに広がっている。
海もあれている。波しぶきがテントに係る。
これは帰ったらテント洗わなきゃなぁ。
トイレに行き、歯を磨く。
もう撤収している人、朝食を作っている人、様々だ。
フィリピーナはまだ寝ているようだ。
椅子を出して、コーヒーを飲む。
曇天の厚い雲が空いっぱいに広がっているものの、天気予報に雨マークはない。
なんとかもつか。
昨日買っていたハンバーガーを食べ、朝食とする。
しばらく本を読み、9時前に出発。
昨日走った国道226号を逆に、指宿を目指す。
まずは、「玉手箱温泉」である。
せっかく、指宿に来たなら、この温泉である。
海の側の露天風呂、ここはおすすめである。
なお、今年の6月から1年間改装のため休業らしいので、ラストチャンスである。
開放感がすごい。ただ、ぼんやりと海を眺めながら、1時間以上入っていた。
すごくリラックスできた。
バイクで走りだしても体がポカポカしているのが分かる。
鹿児島市内を抜け、磯庭園の前を通り、姶良から、湧水、えびのに向かう。
湧水町の川内川のほとりで、お湯を沸かし、カップ焼きそばを食べ、食後にコーヒーを沸かして飲んだ。
えびのを越え、加久藤トンネルを越え、無事に人吉着。
雨具をもっていかなかったことで、なんだかんだ雨の心配ばかりしたが、結局は雨には降られずに済んだけれど、「備えあれば憂えなし」というのが今回の旅の教訓か。